「好きだ、好きなんだよ、春希……」
ずっとかずさに寄り添いながら、最後になって手を離し、雪菜の元へ向かい、かずさを深く傷つけた春希。
そんな春希を叱り、今はかずさの傍にいてあげて、と送りだした雪菜。
遅すぎた春希との邂逅に、感情を抑えきれないかずさは、ついに5年越しの告白をしてしまう――。 続きを読む
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「好きだ、好きなんだよ、春希……」
ずっとかずさに寄り添いながら、最後になって手を離し、雪菜の元へ向かい、かずさを深く傷つけた春希。
そんな春希を叱り、今はかずさの傍にいてあげて、と送りだした雪菜。
遅すぎた春希との邂逅に、感情を抑えきれないかずさは、ついに5年越しの告白をしてしまう――。 続きを読む
社会人一年目、ストラスブールで迎えたクリスマス。春希はようやく取り戻した大切な人にある贈り物をしようと考えていた。
鞄に入れた小箱には、クリスマスプレゼント――と見せかけた指輪が入っていた。
遅れて合流する雪菜とミサに出て一世一代の〝プロポーズ〟をしよう。そう考えた春希が、再び雪が舞い始めた空を見上げたところで―― 続きを読む
様々な人との出会いが、少しだけ春希の心を前に向けたクリスマス。
お節介やきの後輩と親友が遠回しに準備してくれた好意に甘え、春希は雪菜を誘うことに成功した。だが、ようやく踏み出した一歩は想う人の心に届くことなく、春希と雪菜の間には再び傷が刻まれた。 続きを読む