様々な人との出会いが、少しだけ春希の心を前に向けたクリスマス。
お節介やきの後輩と親友が遠回しに準備してくれた好意に甘え、春希は雪菜を誘うことに成功した。だが、ようやく踏み出した一歩は想う人の心に届くことなく、春希と雪菜の間には再び傷が刻まれた。
たったひとつの記事を切っ掛けに呼び起こされてしまったかずさへの想い。それを嘘と否定できないまま春希は深い澱みに沈んでゆく。
雪のように輝いていたあの季節は、もう二度と取り戻すことができないのか――。
丸戸史明による書き下ろし短編を収録して贈る「WHITE ALBUM2」ノベライズ第4弾。
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